tiffファイルが開けない!読み込みに時間が掛かってしまい、フリーズしてしまう!
などなど、たまに見かけると問題を起こしてしまう厄介なヤツ。
本記事では、tiffファイルの開き方や表示動作が遅くなってしまう場合の対策方法や
他のファイル形式への変換方法を解説していきます。
TIFFファイルって何?
TIFFは画像形式の一種で、拡張子は「.tiff」もしくは「.tif」です。
よく写真で使用されるJPEG画像と違って、圧縮されない形式であるためデータを損なわないことから高画質であることが特徴です。
そのため、用途としては印刷物に使用されたり、一部のデジタルカメラではTIFF形式で写真が保存されます。
ただし、JPEG画像の品質でも十分な画質が保たれているため、あえてTIFFを使用する頻度は少なくなってきています。
元々は異なるOS(Windows,Macなど)の間で画像ファイルを交換するために作られた形式なので、汎用性が非常に高く全てのグラフィックソフトで開くことができます。
つまり、TIFF画像の特徴をまとめると・・・
メリット:
・無圧縮なのでJPEGより高画質。印刷向き。
・どんな画像ソフトでも扱える。
デメリット:
・ファイルサイズが巨大になることが多い。
TIFF画像が開けないときの対策方法
上から順番に試してみてください。
1.
ファイルが破損している可能性があるので再ダウンロードができるのであれば、もう一度ダウンロードしてみてください。
2.
TIFF画像をペイントで開いてみます。基本的にはこれでいけるはず。
ペイントで開けるけど、windowsフォトビューアーで開けなくて困っているという方は次に進んでください。
3.
Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2を
使用していてWindowsフォトビューアーで開いたときに、以下の条件に当てはまるケースは修正ファイルの適用で改善する可能性があります。
・TIFF画像内のページをスクロール後に停止する場合
・ファイルの破損、メモリ不足に関する警告メッセージが表示される場合
修正ファイルは以下のMicrosoftサポートページからダウンロードできます。
ページの一番上にある「修正プログラムのダウンロード」をクリックしてください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2635500/issues-when-you-try-to-display-a-large-tiff-file-that-contains-multipl
ただし、本修正は迅速性を重視したもので十分にテストされたものではありません。
予期しない不具合が発生する恐れがあるため、バックアップを取るなど
自己責任の下で慎重に行ってください。
4.
TIFF画像はサイズが大きくなりがちなので、読み込みに時間が掛かっているだけの可能性があります。しばらく放置して様子を見ましょう。
それでも無理であれば、メモリ不足で開けなくなっている可能性が高いです。
対策としては・・・
・TIFF画像という形式にこだわりが無いのであれば、JPEG画像に変換して圧縮して開く。
(後で解説します。)
・今使用しているPCよりハイスペックなPCを用意するか、メモリを増設する。
・Windowsが32bit版の場合は、その仕組み上3GB程度までのファイルまでしか扱えないため開けません。
ファイルサイズ制限のエラーが出力されるはずなので、その場合は64bit版へのアップグレードが必要です。
TIFF画像をJPEG画像に変換する
方法は2通りありますので、手軽な順番で紹介します。
どちらもそれほど難しくはありません。
オンラインサービスを利用する
ブラウザ(Chrome,Edgeなど)だけで可能です。
以下のサイトにアクセスします。
TIFFをJPGに変換
https://www.iloveimg.com/ja/convert-to-jpg/tiff-to-jpg
「画像を選択」ボタンを押すとダイアログが立ち上がりますので
変換したいTIFF画像を選択します。
Windows標準のペイントを利用する
1.tifファイルを開きます。
2.ファイル → 「名前を付けて保存」を左クリック後、JPEG形式を選択して保存ボタンを左クリックします。すると、TIFF画像がJPEG画像に変換されたうえで指定した場所に保存されます。
以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました ^^