ManicTimeの機能
ManicTimeは、PCの作業履歴を残すことが出来るソフトです。
PCのON/OFFの履歴はもちろんのこと、どんなアプリケーションを使ったか、PC起動中に閲覧したWEBサイトと閲覧時間などをタイムラインで履歴として残すことが可能です。
また、アプリ、ドキュメントなどを稼働時間順で確認することも可能です。
記録・集計したデータを日別にグラフ表示し、1週間/1か月などの特定期間での表示もできます。
自分のPCに入れておいて、作業効率化のために実質作業時間の統計を取るなどの用途が考えられます。
ManicTimeのライセンス
変更される可能性があるので、詳細はインストール時に出てくるライセンスを読んでいただくのが確実ですが、以下に簡単にまとめます。
ライセンスはバージョン4.1.9.0の内容をもとにしています。
ライセンスの種類は以下の2種類です。
- スタンダード版(Standard Edition)
- プロフェッショナル版(Professional Edition)
順番に説明していきます。
スタンダード版について
無期限かつ無償で任意のマシンにインストールすることができます。
ただし、一部の機能が使用できません。プロフェッショナル版はすべて使えます。
細かい機能の違いが多くあるのですが、大きくは以下の3機能がスタンダード版で使用できない機能です。
・サーバーへの接続
サーバーから複数のPCの作業状況を集中管理する機能。
公式ページ説明:https://www.manictime.com/teams/
・トレイにアイコンを表示しない(ステルスモード)
トレイに常駐するアイコンを表示しなくする。利用者はタスクマネージャーを開かない限りはソフトの起動に気づけない。
・計画バックアップ
毎週あるいは毎日の特定の時間帯に自動でバックアップを取るように設定できる。
公式ページに比較表があります。↓
https://www.manictime.com/pricing
プロフェッショナル版について
インストール後15日間無料でProfessional Editionをダウンロードして使用することができます(試用期間)。
試用期間の終わりにスタンダード版を使用したり、プロフェッショナル版にアップグレードしたり、ソフトウェアをアンインストールすることができます。
プロフェッショナル版のライセンス料を支払うと、恒久的な登録番号(「ライセンスキー」)が提供されます。
なお、インストール可能な台数についてですが、公式ページに以下の説明がありました。
「ManicTime ServerはManicTimeライセンスの一部です。ライセンス数は、ManicTime Serverに接続できるユーザー数と同じです。」
(原文:ManicTime Server is part of ManicTime license. Number of licenses equals the number of users which can connect to ManicTime Server.)
チームで使用される場合はライセンスをよくご確認ください。
インストール方法
ここでは、作業するPC(クライアント)にインストールする場合を解説します。
インストールは英語となりますが起動後は自動的に日本語化されますので、ご安心ください。
1.公式ページ(https://www.manictime.com/)からソフトをダウンロードします。
2.ダウンロードしたexeファイルを起動すると、インストールウィザードが起動します。「Next」をクリックしてください。
3.ライセンスが表示されます。よく読んで、「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れます。(ライセンスに同意)
4.チェックを入れると、「Next」が押せるようになりますのでクリックします。
5.インストール場所を指定します。通常はそのまま「Next」をクリックで問題ありません。
6.インストールの準備が整った、という表示です。「Next」をクリックしてください。
ここで、もしもWindowsの管理者権限が必要という警告が出たら、「はい」をクリックしてください。
7.インストールが開始されます。終了までお待ちください。
8.インストール完了の表示が出ます。「Finish」をクリックしてください。
9.自動的にソフトが起動します。初回起動では、ライセンスの選択が必要です。ここでは一旦スタンダードを選択してから「了解」をクリックします。
すでにライセンスキーをお持ちの場合は入力可能です。また、プロフェッショナル版の試用も可能ですので、必要に応じて選択してください。
※以降、マイクのアイコンが出てしまっていますが、このソフトとは関係ないです。スイマセン。
10.スタンダード版で使用できない機能リストが表示されます。そのまま続行する場合は、「はい」をクリックします。
11.初回セットアップ完了です。「了解」をクリックします。
ManicTimeの使い方
ソフトの管理ウィンドウを開く、記録を終了する場合
タスクトレイに常駐していますので、アイコンを右クリックしてから、「開く」、「終了」を選択してください。
日別履歴の見方
↑クリックで拡大できます。
基本的な流れとしては、以下の通りです。
1. 確認したい日付を選択
2. 確認したい時間帯を選択
3. 起動していたアプリ、WEBページの使用時間を一覧で確認
統計の見方
左から順に・・・
・1日の長さ:一日当たりの作業時間合計値を表示します。
・トップアプリケーション:使用頻度の高いアプリケーションと使用時間を表示します。
・トップドキュメント:使用頻度の高いドキュメントと使用時間が表示されます。ドキュメントには、Webページも含まれますので、閲覧時間が長いページも表示されます。
・トップコンピュータの使用:PCの稼働時間が表示されます。
・トップタグ:タグ付けした作業の時間が表示されます。
・カスタム:任意でユーザーが指定したアプリケーションの使用時間が表示されます。
まとめ
以上、ManicTimeの解説でしたが、いかがでしたでしょうか?
スタンダード版でも個人向けであれば十分な機能を持っていますので、作業記録を残しておきたい方には使えるソフトではないかと思います。
作業の記録を取ってみると、意外と無駄が見えてくることもあるので、作業効率化の対策を考える材料にはなるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました ^ ^