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PDF編集ソフト「PDFelement Pro」 をレビューしてみる【PR】


本記事ではPDF編集ソフト「PDFelement Pro」のレビューをお送りします。

PDFelement Proは、PDFを効率よく編集したり、各種ファイル形式への変換などを簡単に行うことが出来ます。

PDFelementシリーズは、Windows/Mac/Android/iOS対応に対応しており、PC、モバイル共に使用可能です。

今回のレビューでは、その中でも「PDFelement Pro」のWindows版を対象としています。

PDF編集ソフトをご検討中であれば、本記事を役立てていただければ嬉しいです ^^

製品ラインナップの詳細は後程説明します。

なお、本記事はPDFelementシリーズの開発元である株式会社ワンダーシェアーソフトウェア様からのご依頼でレビューしておりますが、いつも通りユーザー目線で公平なレビューを心がけていきます。

私のポリシーとして、企業様からのレビューご依頼の際は製品のデメリットに触れる可能性について必ず了解をいただいてから引き受けています。

PDFelementとは

概要


※画像出典:公式ページ

PDFelementは、高機能なPDF編集ソフトです。

PDF編集、ファイル形式変換、新規作成、OCR(光学的文字認識)、注釈コメント追加などPDFに関する多くの機能が、これ一本で完結するような感じです。

PDFelement公式サイト
https://pdf.wondershare.jp/?utm_source=media&utm_medium=rakupc&utm_content=pe7

なお、PDFelementは第29回 Vector プロレジ大賞(文書作成・印刷 部門賞) を受賞しています。

ご存知かもしれませんが、オンラインソフト販売で国内最大手のVectorが定期的にユーザー投票などで選出するものです。

ソフトの人気を調べるうえで意外と参考になるので、たまに覗くと面白いです。

開発元は、Wondershare Software Ltd.(日本法人:株式会社ワンダーシェアーソフトウェア)です。

日本支社概要 - 株式会社ワンダーシェアーソフトウェア
https://pdf.wondershare.jp/whats-new.html?utm_source=media&utm_medium=rakupc&utm_content=pe7

今回紹介するPDF編集ソフト以外にも動画編集ソフトやデータ復元ソフトなどのパッケージソフト開発を行っている企業です。

グローバル展開されている企業ですが、日本法人が東京の秋葉原にあります。

たまに海外製のソフトウェアは日本語での問い合わせに対応していないケースがありますが、そういった点では問題ないでしょう。

個人向け以外に、法人向けでも国内有名企業と複数の取引実績があります。

対応環境

対応環境は、冒頭で触れた通りWindows/Mac/Android/iOSとなっており、PC/モバイル共に使用可能となっています。

Windows/Mac版については有料のソフトウェアですが、編集後のPDFに透かしが入るなどの機能制限付き試用版は無料で使用できます。

もし、機能制限を外したい場合は有料版の購入を検討しましょう。

Android/iOS版については、完全無料で使用可能です。

Google Play、App Storeで公開されています。

主な機能

開発元の製品紹介動画があります。

PDFelementの機能は本当にたくさんあるのですが、個人的にコレは!と思うものをまとめると以下の通りです。

  • PDF内のテキストやオブジェクトを簡単編集
    本ソフトの主要目的。
  • Microsoft Office、画像、HTMLからPDFに変換(逆も可能)
    利用頻度高そう。
  • PDF内に付箋表示などで注釈、コメントが付けれる
    共同作業時にはかなり便利。
  • 複数のPDFファイルを一括で他の形式に変換(Pro版のみ)
    大量のファイルをPDFにしたい場合はほしい。
  • OCR処理(Pro版のみ)
    スキャンした文書画像のPDFから文字認識して編集、PDF化。
    活用の幅が広がりそう。
  • テキストを検索して一括墨消し(Pro版のみ)
    仕事で機密文書を扱う場合に便利そう。

あと、個人的にはPDFからEPUB(電子書籍形式)に変換できる点がいいなと思いました。

電子書籍端末の場合はPDFでも表示できるのですが、EPUBの方がサイズが小さくなるし何かと都合がいいです。

あと、その他詳細な機能説明については公式ページが見やすいです。

PDFのことなら、PDFelementの一本で - PDFelement 公式サイト
https://pdf.wondershare.jp/pdfelement-new/?utm_source=media&utm_medium=rakupc&utm_content=pe7

また、他社の製品と機能の比較をしたい場合は、開発元の公式ページがよくまとまっているので紹介します。

PDF製品機能比較 - PDFelement 公式サイト
https://pdf.wondershare.jp/pdf-software-comparison/?utm_source=media&utm_medium=vector&utm_content=pe6pro

製品ラインナップ

  • PDFelement(標準版)
    よく利用される機能が使用可能なバージョン。試用版あり。
  • PDFelement Pro(プロ版)
    PDFelementシリーズの全機能が使用可能な上位バージョン。試用版あり。
  • PDFelement(モバイル版)
    Android/iOS向け無料で使用できるPDF編集アプリ。有料版は存在しない。

製品ラインナップごとの詳細な機能比較については、以下の公式ページが参考になります。

製品機能比較 - PDFelement 公式サイト
https://pdf.wondershare.jp/pdfelement/tech-spec-7.html ?utm_source=media&utm_medium=rakupc&utm_content=pe7

ネットでの口コミ、評価、評判まとめ


本製品がネットでどのように評価されているか調べてみました。

大きな傾向として見えてくるのは、以下のような感じ。

  • 画像から文字を取り出す機能(OCR)を使用している人が多いが、評価が両極端。
  • PDF編集機能は使いやすい。
  • 価格が他社製品に比べると安い

高度な機能であるOCRについては、使える!という高評価の一方で、複雑な図や表で精度が落ちるという口コミがチラホラありました。

後程、検証してみます。

あとは、パッケージのビニールラップの上にシリアルNoが貼り付けられているというレビュー指摘がありましたが、同社の別製品(Filmora)でも同じことが書かれていました。

パッケージをご購入予定の場合は、シリアルNoシールをビニールごと捨ててしまわないようにご注意ください。

(普通は箱の中に入っているものなので、改善されると良いのですが。。。)

それと、本製品の口コミを検索していてちょっと驚いたことが一つ。

Amazonやレビューサイトに投稿された辛口レビューには、公式サポートからの返信が結構ついていました。

公式サポートで正式に問い合わせされたもの以外も、ネット上でサポート担当が見つけたものについてはその場で回答している模様。

ユーザーの不満を取りこぼさないという意味ではサポート体制としてプラス評価できますね。

操作感について

まずは、起動直後の画面から。以下のような感じで表示されます。

使用頻度の高そうな機能は最初のホーム画面にまとめて表示されます。

使用したい機能をクリックすると開きたいPDFを選択する画面が出ますので、対象とするPDFを選択します。

PCの操作に慣れていなくても、画面を見ればわかるようになっているので操作には迷いにくいと思います。

なお、画面キャプチャでは試用版で起動していますが、購入後にライセンスと紐づいたアカウントでログインすると製品版になります。

製品版にするには、右上の購入ボタンで購入操作後、ログインします。

また、今時当たり前といえばそうなんですが、タブ形式で開けるので複数PDFを同時に編集するときなんかは便利です。

左端のホームボタンをクリックすると、現在開いているPDFを編集中で開いたまま最初のホーム画面が開けます。

動きとしては、最初のホーム画面がタブとして常に常駐しているイメージです。

また、以下は私がPDFを実際に編集操作した時の様子を動画にしたものです。

オブジェクトの移動中に相対的な位置を測るガイドが表示されるのは便利ですね。

OCR(光学的文字認識)の精度について

OCRとは

Pro版の目玉機能といっていいと思われる、OCRについてレビューしてみます。

OCRって何?と思われるかもしれないので、念のため解説します。

OCRは、紙の文書をPCに取り込んでPDF化したい場合に必要となる機能です。

スキャナで取り込んだ文書はPC上、画像として認識されてしまうため、PDF化しても文字として編集することが出来ません。

そこで、スキャンした画像内にある文字部分を文字としてソフト側に認識させる必要があります。

OCRは、画像から文字を認識することで編集可能とする処理です。手書き文字もある程度は認識可能です。

Pro版のOCRを試してみる。

今回はレビューにあたり、実際に私の方で文書を取り込んでみました。

スキャナにて取り込んだ文書をPDF化して本ソフトで開くと、以下のようにOCR処理を行うか聞かれますので処理を実行してみます。

OCRプラグインをダウンロードするか確認するメッセージが表示されたら、そのままダウンロードしましょう。(サイズは388.19MBでした。)

私がOCR処理した結果得られた精度をまとめると以下のような感じです。

  • 図に文字が埋め込まれている場合は、文字化けする場合がある。
  • 記号が含まれる数式は文字化けしやすい。
  • 普通の日本語の文書は問題なく認識可能。特に誤りもなし。

実際の結果を載せておきますので、よろしければご参考にどうぞ。
(クリックで拡大します。)

ビジネスなどの堅めな用途を想定して、学術論文(昔、自分が書いたやつ)をスキャンしました。

図や表、特殊記号では若干文字化けしましたが、一般的な文字だけの認識精度としては十分に実用レベルといってよいでしょう。

なお、図や罫線は図形オブジェクトか背景画像として認識されました。

日本語モードで処理を行いましたが、文書に英単語が混じっていても問題ないようです。

まとめ

以上、PDFelement Proのレビューをお送りしましたが、いかがだったでしょうか。

PDFを日常的に編集する機会が多い場合は、持っておいて損はないソフトだと思いました。

機能がたくさんあるため、全てをフルで活用するには多少の慣れは必要かもしれませんが、操作画面はよくまとまっています。

もし、気になるようであれば一度試用版を試してみてはいかがでしょうか。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました^^

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