スマホを新しく購入する際に悩ましいのが、電話帳、写真などのデータ移行作業です。
また、面倒ではありますがスマホデータの定期的なバックアップも必要不可欠。
不注意からスマホを落として壊してしまい、突然データが消えてしまうこともありえますので・・・。
今回はそんな時に役立ちそうな、データ管理/移行ソフト「AnyTrans」をご紹介します。
ただし、AnyTransは「AnyTrans for Android」、「AnyTrans for iOS」というようにiOS向け、Android向けで別ソフトとなっています。
今回はiOS向けを対象にレビューを行います。
試用版のダウンロードは以下です。
https://www.imobie.jp/anytrans/iphone-manager.htm
なお本記事は、開発元のiMobie様のご依頼で執筆していますが、いつもどおりユーザー目線で公平なレビューを心がけます。
私のポリシーとして、企業様からのレビューご依頼の際は製品のデメリットに触れる可能性について了解をいただいて引き受けています。
AnyTransとは
2011年設立の会社で、Apple・Android・クラウドユーザー向けのデータ管理、復元関連製品を主力とする企業のようです。
その中でも、モバイル端末向けのデータ管理を行う機能を持つ製品が「AnyTrans」です。
WindowsかMacにインストールしたうえで、Android/iPhoneをPCに接続して使用します。
また、Vectorプロレジ大賞の受賞履歴があります。ユーザー数も多く、評判は良さそうですね。
機能について
AnyTransは多機能なため、本記事では主に使われるであろう転送機能とバージョン7.0.0で追加された新規機能を中心にレビューします。
転送機能
PCとiOS端末、iOS端末同士、Android端末からiOS端末といったデータ転送が可能です。
操作は以下の動画をご覧ください。デフォルト設定なら、ほぼワンクリックで移行完了です。
なお、動画は有償ライセンス認証後のものになりますので特に制限なく移行できていますが、無料試用版では一日当たりの移行データ数に制限があります。
動画ダウンロード機能(無料)
この機能は、無料試用版でも制限なく使用できる機能です。
操作としては、サイトのURL、保存先(PCまたは接続しているiOS端末)を指定してダウンロードを押すだけです。
今回、レビューするにあたって自分で試しましたが、Youtubeをはじめとする主な動画サイトは問題なくダウンロードできました。
ダウンローダーによっては制限があって対応していないサイトがあったりするのですが、本ソフトは特に問題なかったです。
アプリと着信音の管理
本機能については、本家のiTunesに比べるとメリットですね。
実はiTunes 12.7から、App Storeと着信音の機能がiTunesから削除され、Appと着信音の管理は原則的にデバイスでしなければなります。
一方で、AnyTransは昔のiTunesと同様にアプリの管理が可能です。
アプリは以下のように、一旦PCにダウンロードしてから端末にインストールするかどうか選択できます。
アプリをバージョンごとに保存できるので、配信停止になった時にアプリをPCからデバイスに再インストールやダウングレードすることもできます。
着信音の作成機能もiTunesより比較的簡単です。
iTunesの場合は、切り出す開始/終了時間を数字で1:30~2:20というように手入力しないといけませんが、AnyTransでは以下のように曲を聴きながら切り出し範囲をドラッグするだけでOKです。
音源さえ導入すれば、好きなだけ着信音を作成し、デバイスに保存することができます。
なお、アプリ管理機能や着信音の作成機能は無料試用版では制限があり、デバイスへの転送項目数に制限があります。
私が使ってみた感想
メリット
・全体的に本家のiTunesよりは機能が洗練されていて使い勝手が良い。個人的にはアプリの管理がPC側でできるのが嬉しかった。
・基本的な転送機能に加えて、iCloudとの連携機能やWi-Fi経由の定期的な自動バックアップ機能など便利な機能が多くある。
デメリット
・無料試用版では、毎日転送可能な項目数は合計30個、「
・PCとデバイス間での転送だけで十分なライトユーザーは、機能が多過ぎて持て余すかも。
・アプリ管理機能、iCloud管理機能でAppleIDの入力が必要なので、どうしても抵抗感がある人は該当機能が使えない。
まとめ
以上、AnyTransのレビューをお送りしましたがいかがだったでしょうか。
実際に使用してみて思ったこととしては、個人情報を扱うソフトであることを念頭に置いてよく配慮されたソフトだと思いました。
ログの送信が手動かつ任意である点が個人的にはポイント高いですね。
ただし、最大というかほぼ唯一のデメリットは無料版の機能制限が大きい点。
制限に引っかかると有償版のオススメ画面が出るので、まずは無料版で操作感や欲しい機能が備わっているか十分に確認してから買うかどうか考えればよいかと思います。
iTunesに使いずらさを感じていて、データ管理を細かくやってきたい人にはおススメできるソフトだと感じました。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました ^^