Android セキュリティ 技術者が考えてみた

GooglePlayプロテクトだけでよい?評判は?IT技術者が解説。

本記事では、Android標準のセキュリティ対策アプリであるGooglePlayプロテクトの性能、それだけで十分であるかなどについて解説します。

結論から言えば、GooglePlayプロテクトのみで十分かどうかはユーザーのIT知識レベル次第だと考えています。

  • 普段から情報収集をしていてIT周辺の知見に明るく、ある程度自力対処可能な方
    ⇒GooglePlayプロテクトのみで可
  • スマホを使い慣れておらず、表示メッセージに対する対処が難しい方
    ⇒GooglePlayプロテクトに加えて、市販対策アプリを入れたほうがより安全

詳しい判断材料については、本記事内にて後程解説します。

個人的にはセキュリティ対策アプリを入れたから安心!ではなくて、普段からネット詐欺などの情報を収集してリテラシーを身に着けることも重要だと考えています。

なお、私はフリーランスのAndroidアプリ開発エンジニアとして、普段は法人向けのアプリ開発支援に携わっています。

技術的な知見を活かしながら執筆していますが、本記事の読者としては一般ユーザーを想定しております。

よって、高度に技術的な話題には触れません。

Androidのセキュリティについて、お悩みのアナタに向けて書かせていただきました。

参考にしていただければと思います。

GooglePlayプロテクトとは

GooglePlayプロテクトとは、Googleが2017年に提供を開始したセキュリティ対策アプリです。

正確には、標準のPlayストアアプリに含まれる機能の一部となっています。

そのため、Playストアのアプリがインストールされている標準的なAndroid端末であれば導入済みです。

ストアで検索しても別アプリとして出てくるわけではありませんので、その点はご留意ください。

画面表示としては、以下のような感じのものになります。

GooglePlayストアアプリ起動後にサイドメニューから「Playプロテクト」をタップすることで表示可能です。

GooglePlayプロテクトの機能について

GooglePlayプロテクトは、以下の機能を有しています。

  • 潜在的に有害なアプリの検出、および無効化機能
    ⇒任意のフルスキャン、自動で毎日実行の軽量スキャン、オフラインスキャン、無効化
  • デバイス紛失時に探す機能
    ⇒最後に確認された場所などを表示。遠隔でのデバイスロック、データ消去など
  • アプリの不正利用防止、正規Androidであることの確認機能
  • フィッシング詐欺防止機能(Google Chrome)

そのほか、GooglePlayストア自体にも有害なアプリを自動的に検出する機能があります。

必要に応じて疑わしいアプリをGoogleの担当者が手動で確認する場合もあります。

GooglePlayプロテクトの性能(評判)について


評判については、セキュリティ対策ソフトを評価する海外の第三者機関が公開しているデータが正確かつ有意義です。

例えば、以下のページではGooglePlayプロテクトの検出率、誤検知数などの性能数値が各社製品と比較されています。

GooglePlay AV-TEST Product Review Report – Jan/2021
https://www.av-test.org/en/antivirus/mobile-devices/android/january-2021/google-play-protect-23.1-213108/

Mobile Security Review 2020 - AV-Comparatives
https://www.av-comparatives.org/tests/mobile-security-review-2020/

上記記事を要約すると以下となります。

テスト方法によりブレがあるものの、GooglePlayプロテクトはマカフィー、ウィルスバスターなどの他の市販製品に比べると検出率が低く、誤検知数が多めに出てしまっています。

  • AV-TESTにおけるGooglePlayプロテクトのテスト成績(2021年1月):
    リアルタイム検出率 61.6%(業界平均97.2%)
    調査時点過去4週間で最新のマルウェア検出 85.2%(業界平均99%)
    GooglePlayストア内の正規アプリインストールor使用中の誤検知(サンプル2507個中) 7(業界平均 1)
    サードパーティの正規アプリインストールor使用中の誤検知(サンプル1261個中) 24(業界平均 2)
  • AV-ComparativesにおけるGooglePlayプロテクトのテスト成績(2020年6月):
    保護率(サンプル3220個中) 91.3%(他社99.6~100%)
    誤検知率(サンプル500個中) 7(他社0~2)

私の個人的な見解

Andorid自体には、悪意のあるアプリに対応するための最低限の機能は備わっています。

ただし、GooglePlayプロテクトに関しては他のセキュリティ対策アプリに比べると機能が少なく、性能も決して良いとは言えない状況です。

よって、以下に当てはまる方はセキュリティ対策アプリ導入のご検討をオススメします。

  • アプリ権限の仕組みがよくわからない。警告メッセージの判断が難しい。
  • セキュリティ上、不安のこと・わからないことがあった時に自己解決が難しい。
  • 詐欺的なメッセージを見分けられない。

逆に当てはまらない場合は、Androidの機能のみで乗り切るという選択もアリかと思います。

しょっちゅうあることではないにせよ、トラブルの際に冷静に調べて自己対処できるかどうかが一つの判断基準となるでしょう。

またAndroidそのものではなく、使用している人間を騙すことを目的とした手口もありますので十分に気をつけましょう。

国内のネット詐欺事例については、以下のサイトが非常に有意義です。普段から目を通されることをオススメします。

フィッシング詐欺協議会
https://www.antiphishing.jp/news/alert/

なお、私が友人に聞かれた場合は自己の経験則から、以下のアプリの内いずれかをオススメしています。

私は動作の軽さにこだわっているESETが好きなので使ってますが、ノートンも最近はいいなと思ったので挙げてます。

ネット詐欺に特化した機能が欲しい場合は詐欺ウォールが良いと思います。

不安な場合は参考にしていただければと思います。

当ブログの以下の記事も参考になるかと思います。

Androidにウィルス対策ソフトは不要?技術者の立場から考えてみる。

まとめ


以上、GooglePlayプロテクトについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

GooglePlayプロテクトにやや批判的な文面となってしまいましたが、Playプロテクトの着想自体は非常に有意義なものです。

何よりも標準搭載かつ無料であることがユーザーにとっては大きなプラスでしょう。

経年データでみると改善が見られますしGoogleとしてもセキュリティ対策企業(ESET、Lookout、Zimperium)と協力関係を形成するなど様々な努力をしています。

またAndroidという基盤自体にもセキュリティ対策の仕組みが組み込まれており、継続的な改善が加えられています。

Androidのセキュリティアップデートは積極的に行うようにしてください。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました^^





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