本記事では、動画編集ソフト「EaseUS Video Editor」(Windowsのみ対応)のレビュー記事をお送りします。
動画編集ソフトを検討中のアナタにお役に立てていただければ嬉しいです ^^
なお、本記事は開発元であるEaseUS Software Co., Ltd.様からのご依頼でレビューしておりますが、いつも通りユーザー目線で公平なレビューを心がけて参ります。
EaseUS Video Editorとは?
本ソフトウェアで出来ること
EaseUS Video Editorは動画編集ソフトです。
Windows標準の「フォト」に似た使用感を持ち、素材や機能を大幅にパワーアップさせたソフトといった感じです。
主要な機能としては以下の機能があります。
出典:公式サイト
動画編集ソフトのベーシックな機能は大体持っています。
あとは、便利機能としてYoutubeなどの各種動画サイトに対応した形式で動画を出力することもできます。
まとめると、以下のような使い方が出来ます。
- 動画の結合、分割、BGMの追加がしたい。
- 動画に字幕を付けたい。
- 動画に既に用意された特殊効果を簡単に付けてみたい。
- 動画にマイクから入れた音声を入れたい。実況動画を作りたい。
家庭でホームビデオを編集する用途であれば、問題なく作業できるかと思います。
無料版の制限事項
使用頻度の高い編集周りの機能は、無料版であっても全てのものを使用することが出来ます。
ただし、無料版には以下の制限があります。
- 動画編集後に出力すると、動画内にロゴが表示される。
- 音声から文字を作成する機能の使用は3回まで。
- マイクからの音声入力に対するノイズ低減機能は有料版のみ。
ちなみに、無料版で動画出力した際のロゴの出方は以下のような感じです。
左上にロゴとともに「Video Editor」と出ます。
このあたりは、他社製の無料版動画編集ソフトと同じですね。
ロゴを消したい場合は、有料版の購入を検討しましょう。
開発元について
開発元は、EaseUS Software(イーザスソフトウェア)です。
EaseUS Softwareは2004年に設立された、ソフトウェアの製造/販売メーカーです。
様々なソフトウェアを開発している企業で、国内の有名企業とも取引実績があります。
会社概要 - イーザスソフトウェア公式ページ
https://jp.easeus.com/company/overview.html
使い方、操作感を解説!
それでは、実際にソフトを操作しながら解説していきたいと思います。
左から順番に、3種類の画面比率を選択することが出来ます。
用途に合わせて選択してください。
②最初の画面で画面比率を選択してボタンを押すと以下の画面が表示されます。
本画面がメイン画面となります。
以下の画像は、クリックで拡大できます。
左上の素材エリアに動画をドラッグ&ドロップするところから作業開始です。
実際に編集するには、素材エリアから編集エリアに動画などの素材をドラッグ&ドロップします。
編集エリア上部の目盛は時間の経過を表すタイムラインです。
タイムラインに合わせて動画の位置や各種エフェクトをドラッグで動かすことにより、表示タイミングを調整していきます。
③動画の切り取り、モザイクといった機能は編集エリア上部のボタンでコントロールします。
動画、エフェクトなど、編集エリアで選択した各種対象によって、使用できるボタンのみが活性化して押せるようになっています。
以下の画像はクリックで拡大できます。
機能としては、左から順番に「元に戻す、やり直す、編集、分割、削除、クロップ、ズーム、モザイク、フリーズフレーム、持続時間の設定、アフレコ、音声文字変換、出力、タイムラインに適するようにズーム、ズームアウト、ズームイン」となります。
各機能を簡単にまとめると以下の通りです。
- 元に戻す:
操作を直前に戻す - やり直す:
一度戻した操作を再適用する - 編集:
編集対象は動画、音声。
動画の調整項目は、再生速度/ 逆再生/ 回転/ 左右上下反転/ コントラスト/ 彩度
音声の調整項目は、音量/ フェードイン/ フェードアウト - 分割:
タイムラインで設定中の場所で動画を2つに分割 - 削除:
選択中の動画、エフェクトなどを削除 - クロップ:
動画の選択した領域で切り取って表示。 - ズーム:
動画の選択した領域を拡大して表示。
クロップとの違いは、表示領域サイズ自体が変わらない点。 - モザイク:
動画の選択した領域をモザイク表示にする - フリーズフレーム:
タイムライン選択中のフレームを静止画として追加 - 持続時間の設定:
編集領域で選択したエフェクトなどの持続時間を指定 - アフレコ:
マイクからの入力した音声を動画に追加する。
ノイズ軽減機能は有料版のみ。 - 音声文字変換:
動画の音声から文字列を生成する。
ただし、対応言語は英語と中国語のみ。
無料版は3回まで使用可能。 - 出力:
編集結果を動画として保存 - タイムラインに適するようにズーム:
編集エリアを内容が見えやすいように自動的に表示調整 - ズームアウト:
編集エリアの表示を手動で縮小 - ズームイン:
編集エリアの表示を手動で拡大
動画に対する編集項目は、一般的なものが並んでいます。
上から順に「再生速度/ 逆再生/ 回転/ 左右上下反転/ コントラスト/ 彩度」です。
音声に関しても、一般的な編集項目です。
専門知識が要求されるような設定項目はありませんので、設定を触りながらプレビュー画面で様子を見る感じで大丈夫だと思います。
③最後に、編集が終わったら動画を出力します。
編集エリア上部の出力ボタンをクリックすると保存ダイアログが表示されます。
動画サイトへのアップロードを想定しているのであれば、以下のように対象サイトを選択することが出来ます。
本画面では、どのようなファイル形式で出力するかも選択できますし、音声のみの出力も可能です。
出力ボタンを押すと、出力処理が開始されます。
PCのスペックや動画の内容によっては時間が掛かることがあります。
そのまま放っておいて、終了後に「音が鳴って知らせる」「コンピューターをシャットダウンする」「何もしない」
といったオプションを選択することも可能です。
まとめ
以上、動画編集ソフト「EaseUS Video Editor」のレビューをお送りしましたが、いかがだったでしょうか。
起動直後に操作の簡単なチュートリアルが表示されるなど、操作に関しては親切設計になっているのが特徴です。
また、マイクからの音声入力を簡単に合成できるので、最近流行りの実況動画を編集するのにも使えるかと思います。
一方で、専門知識が要求される高度な設定はほぼ存在しないといっていいので、映像編集に高度なスキルを保有されている方は若干物足りなくなる可能性はあるかなと思いました。
Windows標準のフォトに付属する動画編集機能よりは、音声合成やエフェクト設定などがかなり使いやすくなっているので、そのあたりに不満がある方は使ってみるとよいでしょう。
なので、本製品は以下のような方にオススメです。
- 動画編集にあまり慣れていない初心者
- 既に用意された素材を使って手軽に動画を編集したい方
- 実況動画を作りたい方
以上、参考にしていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました^^