JPEG画像をPNG画像に変換する場合、最終的な目的としてはJPEG画像の白地を透過して別の画像と合成したい!という方は多いのではないかと思います。
そこで本記事では、以下の二点について解説していきます。
・JPEG画像をPNG画像に変換する簡単な方法
・PNG画像への変換後に背景を透過する方法
ちなみに、拡張子の名前からJPEG画像とJPG画像が別物で、変換する必要があると勘違いしそうになるのですが、JPEGとJPGは全く同じ画像形式を表しているので、変換の必要はありません。
では、どうして同じ画像形式なのに「 .jpeg」と「.jpg」という2つの拡張子が存在するのか?
ということですが、これは現在のWindowsの先祖にあたるMS-DOSというOSに拡張子の文字数が3文字までというルールがあった名残です。
現在のWindowsでは拡張子が4文字でも大丈夫ですので「 .jpeg」と「.jpg」のどちらでも問題ありません。
Webページの拡張子である「.html」と「.htm」も同じ事情ですね。
自分のPC内では、どちらかに統一したほうがわかりやすくていいと思います。
・・・と余談は置いておいて、JPEGを透過する手順を一つずつ解説していきますので、以下の手順をご覧ください。
JPEG画像をPNG画像に変換する
方法は複数ありますが、上から手軽な順番で紹介します。
細けぇことはいいんだよ!とにかくさっさと簡単に変換したいんだ!という方は、
WEBサービスを使ってください。すぐ下の解説です。
WEBサービスを利用してブラウザ上(Chrome,Edgeなど)で行う。
メリット:
・ソフトのインストールが不要。全自動だからアップロードするだけ。
・大量の画像変換に対応。
デメリット:
・圧縮率などの細かいプロパティ設定ができない。
・外部サーバーに画像をアップロードしなければならず、その画像が
どう扱われるか公表しているわけではない。
たぶん、害はないけど個人情報、肖像権が気になる人にはオススメできない。
手順:
以下のサイトでJPEGからPNGへの変換が出来ます。
アップロードボタンをクリックして、変換したい画像を選択すると
変換処理が自動的に始まります。
PNGをJPG、JPGをPNGに変換
https://tipstour.net/freesoft-xnconvert
Windows10標準のペイントを使用する
メリット:
Windows標準のツールなので、事前のインストールは不要。
デメリット:
変換したい画像が大量にある場合は、手動操作が必要なので面倒です。
その場合は、以下のフリーソフトを検討してください。
500種類以上の画像形式に対応する画像一括加工ソフト「XnConvert」
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/review/480440.html
手順:
1.ペイントを起動し、変換したいJPEGファイルを開きます。
(ペイントの起動は、Windowsボタン横のフォームに「ペイント」と入力すると早いです。)
2.ファイル → 名前を付けて保存 → PNG画像 を選択する。
3.名前を付けて保存のダイアログが出てきますので、そのまま保存ボタンを左クリックしてください。
もし、ペイントで画像を丸くくり抜いて透過したい場合は
以下の記事が参考になるかと思います。
ペイントで画像を円形にトリミングする方法!(ついでに透過も解説)
PNG画像に透過処理を加える
上記の画像のように合成する画像同士の境目がハッキリした画像であれば
「手軽に透明png」というフリーソフトを導入して作業するのがおススメです。
以下のURLからソフトをダウンロードしてください。
https://www.officedaytime.com/toumei/
ダウンロードはページ最下部で可能です。
ソフトの使用方法が詳しく紹介されていますので、作業時にはそちらを参照していただければと思います。
なお、このソフトは複数のバージョンが用意されています。
スタートメニューへの登録が不要な場合やレジストリを汚すのが嫌なら
単体版が良いでしょう。
あとは、64bit、32bit版のどちらにするかですが、
これはWindowsのエディションに従います。
Windows10であれば、Windowsボタン横のフォームで「コントロールパネル」と入力して
コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」もしくは「システム」アイコンを
開いたうえで、「システムの種類」の項目を確認してください。
以上となります。お役に立てれば幸いです ^^