結論から言うと、2018年現在はWindows10でWindowsムービーメーカー (Windows Movie Maker) をダウンロード・インストールして動作させることは極めて困難な状況です。
ただし、裏技的なことをすればWindows10でも無理やり使用することはできます。(個人的にはオススメしませんが。)
一方で、Microsoft公式のサポートが得られずダウンロードもできないようになったため、
ダウンロードサイトを装ってお金をだまし取ろうとする悪意のあるサイトも出てきています。
こういった状況から、現状はWindowsムービーメーカーではなく別のソフトを使用するのが安全かと思われます。
以下で詳しく解説していきます。
状況
Microsoftのサポートが終了
実は、2017年以前はWindows7以降のパソコンはMicrosoftの公式Webサイトからダウンロードすれば利用可能な状態だったんです。
(動作可能OSは、Windows7、Windows8、Windows8.1、Windows10。)
ところが、2017年1月以降はMicrosoftからのサポートが打ち切られ、ダウンロードも原則的にできなくなりました。↓
Microsoft公式サポート - Windowsのサポート - Windows Essentials
つまり、まとめるとこんな感じです。↓
1.従来はMicrosoftが「Windows Essentials 2012」という名前でWindows用フリーソフト集を配布していたが、サポートをやめた。
2.「Windows Essentials 2012」の中にムービーメーカーが含まれていたため、同様にサポートが切れてダウンロードもできなくなった。
詐欺サイトが現れる。
Windowsムービーメーカーは初心者向けの動画編集ソフトとして長年愛用されてきたことから、サポートが切れても何とか使用したいという需要があります。
使い慣れたソフトを使いたいというユーザーの心理は当然ですよね。
ただ、何とかムービーメーカーを使いたい!というその心理に付け込んで、ムービーメーカーのダウンロードサイトを装った詐欺サイトが現れており、Microsoftが公式サイトで注意を呼び掛けています。↓
ムービー メーカーの無料ダウンロードを提供する Web サイトでは、正規品が提供されていません。また、このような無料ダウンロードには、マルウェア、ウイルス、見えないコストが含まれていることがあります。
引用元:Microsoft公式サポート - Windowsのサポート - Windows ムービー メーカーのダウンロード提供は廃止されました。
確かに、私の方でもUS版Movie Makerを配布しているサイトからダウンロードして日本語化することによりWindows10でも使用できることは確認しています。
しかし、開発元であるMicrosoftによるサポートが切れているということはバグやセキュリティ上の脆弱性があっても修正されないということなのでリスキーです。
ダウンロード先が安全かどうか判断することも難しいと思いますので、個人的にはオススメしかねます。
ムービーメーカーの代替、代わりになるソフトは?
動画編集ソフトを探してインストールする
Windowsで使用できる動画編集ソフトはいろいろあります。
例えば、フリーソフトで有名どころなのはAviUtilですね。
ただ、AviUtilはプラグインの導入や操作感にハードルがあるため、動画編集に慣れていない場合は、Filmoraもいいと思います。↓
Windows標準ソフトを使う
Windowsフォトアプリの使用検討しましょう。↓
フォトアプリで動画編集をする方法について、以下の記事でまとめています。