GIMP

GIMPで文字が入力できない?!テキスト機能を徹底解説!

GIMPで画像に文字入れしたいんだけどやり方がわからない・・・。
本記事はそんなあなたにお送りする解説記事です。
文字を入れた後、文字の大きさを変える方法などもついでに
解説していきますので併せて、ご参考にしていただければと思います。
Windows10でGIMP2.10.6を使用した場合を例に説明します。

とりあえず、文字を入れてみる。

まずは、以下をご覧ください。
操作をアニメーションで確認できます。
一瞬、黄色く表示されているのは左クリックです。
一番下のバーはアニメーションの進捗を表しており、最後まで行くとループ再生します。
文字入れの様子

手順

1.
左側サイドメニューで[テキスト]を左クリックします。
わかりにくければ、上部メニューで「ツール」→「テキスト」でも可能です。
メニューからテキストを選択

2.
キャンバス上で 左クリック → そのままドラッグ で文字を入れる枠(テキストボックス)の大きさを決定します。
初期の最小サイズのテキストボックスでは小さすぎて文字が入りきらないため表示できないので広げています。

ちなみに、左下のテキスト詳細設定でテキストボックスの設定を「固定」から「流動的」に変更すると文字の大きさに合うように枠が自動的に調整されますので、手動で調整しなくてもよくなります。

テキストボックス調整

3.
文字入力の枠内で一回左クリックしてから、文字を入力します。

文字の大きさを変えてみる。

GIMPでは、一文字ごとにサイズを指定することが可能です。
以下をご覧ください。
操作をアニメーションで確認できます。
文字の大きさを調整

手順

1.
大きさを調整したい文字を左クリックで選択します。

2.
文字の大きさを表示している数字の横にある▲ or ▼(三角印)を
左クリックして大きさを調節します。
なお、文字の大きさは標準ではpx(ピクセル)となっていますが、
pxのところを左クリックするとプルダウンメニューが出てきて
様々な単位が選択できます。
必要に応じて活用しましょう。

3.
すべての文字の大きさを調整したい場合は、まとめてすべての文字を
選択してから三角印を左クリックで調整できます。
この際、文字の大きさがバラバラだと一瞬文字が消えますが、
気にせずに三角印を左クリックしてください。復活します。

文字のスタイルを変更してみる。

GIMPでは、一文字ごとにサイズを指定することが可能です。
以下をご覧ください。(静止画です。)
文字のスタイル

手順

1.
スタイルを変更したい文字を左クリックで選択します。

2.
適用するスタイルのアイコンを左クリックします。
(左から順番に、スタイルの消去、太字、斜体、下線、取り消し線です。)
スタイルの消去を左クリックすると、適用したスタイルがすべて無効となり、適用前の状態に戻ります。

文字の間隔を変更してみる。

文字間隔の値として、GIMPではベースライン(基準線)の変更とカーニング(文字間隔)の変更を行うことが可能です。

・ベースラインとは?

ベースライン
欧文書体のフォーマットでは、大文字小文字と高さに差があるため「ベースライン」と呼ばれる水平のラインを軸に「アセンダライン」「キャップライン」「ミーンライン」「ディセンダライン」にそれぞれのパーツが合うように文字を配置します。

●アセンダライン
→hやlなどのアセンダーと呼ばれる上部の垂直な線の高さが基準になるライン
●キャップライン
→大文字などの最も高い位置の基準となるライン
●ミーンライン
→a、nなどの小文字の高さの基準となるライン
●ベースライン
→すべての文字の基準となるライン
●ディセンダライン
→g、yなどのベースラインより下に伸びるディセンダーと呼ばれる線が基準となるライン

・カーニングとは?

カーニング
カーニングとは、文字と文字の間隔(アキ)が等しく見えるように調整する機能です。
上記の例では「文字」の間隔はかなり狭いですが、「字(」の感覚は
比較的広くなっています。
文字の種類により多少は間隔に違いが出てしまうため、その違いを調整します。

手順

パネル
1.
変更したい文字を左クリックで選択します。
2.
▲ or ▼(三角印)を左クリックしてベースライン、カーニングを調整します。
以下は調整時の画面操作です。

その他の調整

左下のテキスト設定で行えるのは以下の調整です。
左下のテキスト設定

・フォント(文字)の変更
Aaのアイコンを左クリック

・フォント(文字)のサイズ調整

・文字の曲線をなめらかにする(アンチエイリアス)

・ヒンティング(フォントの画像化)
「ヒンティング」横のプルダウンメニューを選択。
小さい文字の表示がつぶれてしまうことを防止する機能です。
「最大限に」が一番効果が大きくなります。

・フォント(文字)の色調整
「色」横で色を表示しているところを左クリック

・揃え位置の調整
「揃え位置」横のアイコンを左クリック。
「左揃え」、「右揃え」、「中央揃え」、「両端揃え」が可能。

・インデントの大きさ設定
数値を上げると、段落の先頭にスペースが入ります。

・行間隔の調整
数値を上げると、行の間隔が広がります。

・文字間隔の調整
数値を上げると、文字の間隔が広がります。

・テキストボックスの動作(固定、流動的)
「テキストボックス」横のプルダウンメニューを選択。
テキストボックス(文字入力領域)の挙動を設定します。
「流動的」にすると文字の大きさに合わせてテキストボックスの大きさが変化します。

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